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山梨県における峡東エリア
富士の国やまなしの峡東3エリア
峡東地域は、甲府盆地の東部に位置し山梨市、笛吹市、甲州市の3市で構成され、総面積は755.8k㎡で県総面積4,465k㎡の約17%を占めています。
地形は、秩父山系及び御坂山系に属する山地と、富士川水系笛吹川またはその支流河川によって形成された扇状地が大半を占め、この扇状地を中心に果樹栽培が行われ、全国有数の果樹地帯として知られています。
農地面積は県全体の30%にあたる約7,490ha(25年度)で、約90%を果樹園が占めています。その内訳はブドウが約46%、モモが約37%で、ともに全国一の栽培面積を誇っており、この2作物で果樹面積の8割を超え、県内生産量の8割弱を担っています。その他すもも、かき、サクランボ等が栽培されています。
また、本県には、国内に200超あると言われているワイナリーのうち約80のワイナリーが集積しており、その中でも峡東地域には約60ものワイナリーが存在する国内随一のワイナリー集積地となっています。
特に、本県固有の甲州種ブドウから造られる甲州ワインの品質向上は近年著しく、国際的な権威あるワインコンクールでも数々の受賞を果たしています。この甲州種ブドウで造られた白ワインは、和食に合う味わいが特徴で、和食ブームの海外でも注目を集めており、世界的に評価が高まっています。
また、国産ブドウ100%で造られたワインの品質を競う「Japan Wine Competition(日本ワインコンクール)」が毎年山梨県で開催されています。
平成25年7月には、原産地名を保護する「地理的表示」に「山梨」がワイン産地として初めて指定されました。
これにより、「山梨」と表示されるワインは、数々の要件を満たしたものとして原産地や品質を保証された付加価値の高いものとなり、ワイン産地やまなしのブランド力が更に高まることが期待されています。