ワイナリー見学にあたって
ワイナリー見学の受け入れ方はワイナリーによって異なります。
売店+試飲コーナーなどの他、農場見学や醸造過程の見学まで行えるワイナリーもあります。
農場見学では、ワインづくりとブドウの生産が深く関わっていること、ブドウの品質がワインの品質にも密接に関係していることなどが実感できます。
案内のつく「ワイナリーツアー」は、基本的に予約が必要なことが多いですが、少人数で運営しているワイナリーを見学したい場合も、事前に連絡を入れるなどの注意をしたいものです。
ワイナリーでは、お客様とのコミュニケーションを大切にしていますが、ワイン醸造の繁忙期などでは見学を断らざるを得ない場合もあります。
ワイナリーに行って断られて寂しい思いをすることがないよう、事前に連絡を行い、ワイナリーとのコミュニケーションを楽しみましょう。
テイスティングで気を付けておきたいマナー・注意点
ワイナリーでは、私たちがそれぞれのワインが持つ個性を楽しみ、セレクトできるよう対応しています。訪れる立場の私たちも最低限のマナーや注意点を心に留め、気持ちよく試飲したいですね。
1.香水・コロンなどは控えめに。
香水・コロンなどはワインの香りの評価に影響してしまう場合があります。ワイナリーは様々な方が訪れる場ですので気を付けましょう。
2.積極的に質問する。
ワイナリーはそれぞれにこだわりを持ったワイン造りをしています。ぜひ試飲の際には積極的に質問してみてください。造り手の想いが分かるはずです。
3.試飲=飲み放題ではない。
ワインの試飲は飲み放題の場ではありません。ワインの味、香りを確かめ、お気に入りのワインをセレクトしていただくためのものです。決して酔うためのものではありませんので、試飲の持つ意味を十分理解してワイナリーの個性を楽しみましょう。特に自分でワインを注いで試飲できる所では、グラス一杯にワインを注いで捨ててしまうことのないようにしましょう。
4.サービスのクラッカーやパンの意味を知っておきましょう。
試飲の際にあるクラッカーやパンは決して「おつまみ」ではありません。お腹を満たすためではなく、次のワインへの口休めのためのものですので気を付けましょう。
5.ワインの感想を大声で話さない。
同じワインでも感じ方は人それぞれに違います。大きな声で自分の感想を言ってしまうと、まわりの人にはその先入観が植え付けられてしまいます。感想は自分でメモを取ったり、話す場合にも周囲に気を配るようにしましょう。
6.お礼の気持ちを忘れずに。。
ワイナリーでは、わざわざ訪ねてきてもらえた私たちに感謝の気持ちで接しています。ワインの購入は自由ですが、試飲した際には一言お礼を言いましょう。
7.試飲のワインを無理に飲み干さない。
複数種のワインを試飲する時に、全てを飲み干すと酔ってしまいます。それでは本来の目的であるワインを正確に分析することができなくなってしまいます。無理せず色や香りを確かめ、口に含んで専用の器に吐き出すようにしましょう。もちろん飲んでいただくのは構いませんが、酔うためのものではないことを理解しておきましょう。