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甲州の太陽と北風が作り出す秋の風物詩(ころ柿)

フルーツの一大産地、峡東地域は秋の味覚も楽しむことができます。

特に今の時期のおススメは柿です!

甲州市松里地区は昔から柿を天日に干して作る枯露柿の名産地。

枯露柿とは、10月中旬頃に成熟する甲州百目(こうしゅうひゃくめ)柿の皮をむいて天日乾燥して作る干し柿のこと。

干し柿は、水分が50%前後の柔らかいものを「あんぽ柿」と言い、水分が25%~30%で、甘み成分の結晶した白い粉が吹いてくるものを「ころ柿(枯露柿)」と言います。

農家の庭先で皮をむいた柿を並べ、天日で乾燥(棚干し)させる時に、柿全体に太陽の光がまんべんなく当たるように、適当な間隔を置いてころころと位置を変えることから「ころ柿」と呼ばれるようになったと言われています。

「ころ柿」の歴史は、東山梨郡誌(大正時代初期発行)によると、武田信玄公の奨励により生産が始まったと言われています。その後増殖・改良を重ね、江戸時代には山梨県(甲州)産の産物の一つとして幕府に献上されるほか、江戸市中にも出回り珍重されていたと言われています。

松里地区上井尻が甲州百目柿を使用した「ころ柿」発祥の地と言われており、現在も甲州市塩山地区は全国有数の「ころ柿」の産地として知られており、今の季節は家々に柿がすだれのように吊るされている光景を目にすることができます。

山々の紅葉ともマッチして、秋を感じさせる日本の風景の一つと言えます。

この「ころ柿」、実はワインにもマッチするんです。

ころ柿をスライスし、そこにクリームチーズを乗せれば完成!!

私は赤ワインと一緒にいただくのが大好きです。

ぜひこの季節の峡東地域にも足を運んでいただき、ころ柿を目でも舌でも味わい、ちょうど出荷が始まった新酒と合わせてみてはいかがですか?

《ころ柿に関するお問い合わせ》

●JAフルーツやまなし 直売所八幡店 TEL0553-23-3914

●JAフルーツやまなし 直売所勝沼店 TEL0553-44-2511

●JAふえふき 本所販売部 TEL055-265-1610

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